16世紀後半(戦国時代、安土桃山時代)の武将。九鬼水軍を率い、織田信長、次いで豊臣秀吉に仕え、天下統一事業に貢献。志摩国を治める大名となり、鳥羽城を築城。その死後、江戸時代には軍記物で「海賊大名」とも呼ばれました。 詳しく見る
志摩の土豪の一勢力であった九鬼氏は、嘉隆の代に織田信長に仕えたことで歴史の表舞台に現れました。嘉隆が志摩を支配するまでの過程は同時代の史料には書かれておらず、近世になってから書かれた系図(『寛永諸家系図伝』)や軍記物(『勢州軍記』)、地誌などに拠るしかなく、不明な部分が多くあります。 詳しく見る