掲載日 2016/03/20
今や日本各地の美術館や雑誌が特集する人気の歌川国芳をはじめ、喜多川歌麿、(三代)歌川豊国など、海女を描いた浮世絵44点が一堂に会します!浮世絵は、江戸時代中期から明治初期にかけて流行し、庶民の生活や伝説、人気の役者など、その時代の風俗を描写した絵画で、今や日本の代表的な芸術。その浮世絵に、実は海女がたくさん描かれています。当時一流の情報発信メディアで、100年以上にわたり題材として愛されたのには、海女の漁法や優れた潜水技術、暮らしなど、大衆の心をつかむ何かがあったと思われます。海女を描いた浮世絵も海を渡り、世界の人々を魅了しています。50年前~250年前の人々の “目”を通じて、海女習俗の魅力、価値を知っていただければと思います。